2学期終業式の話  (H26・12・22) new!







おはようございます。
生徒の皆さんに、怪我や事故がないように祈りながら、
本日、平成26年度の、2学期終業式を
無事に迎えることができました。
 
8月27日から始まった2学期ですが、
気温が30℃を越えていて、
私は半そで姿で、
2学期の始業式のあいさつをしました。
それから、5ヶ月近くが経過して、今では、
寒さで身体が震える季節を迎えています。

振り返ってみると、2学期は、
大きな行事がぎっしりと詰まった、
非常に密度の濃い時間が流れていたと思います。

1年生は2泊3日の、榛名高原学校。
カッターを漕いで、仲間との友情を確かめ合いました。
キャンプファイヤーのフォークダンスでは、
私も一緒に踊らせてもらって、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
主任の櫻井先生は、
1年の生徒たちは、
自分たちの役割をしっかり果たして、
自主的に行動できたことを、
とても立派だったと褒めてくださいました。

2年生は、キャリアスタートウィークが始まり、
それぞれの職場に出向き、
働くことの大変さを学びつつ、
仕事をやり終えた達成感を感じたことと思います。
わずか3日間の体験でしたが、生徒たちの、
顔つきが引き締まったように感じました。
主任の日野先生は、毎日、はらはらとしながら、
2年生の仕事ぶりを見守っていてくれましたが、
どの生徒も、しっかりと役目を果たすことが出来て
職場から、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。

9月中旬からは、中体連の新人大会が始まり、
1・2年生を中心としたチームが大いに健闘しました。
戦う限りにおいては、やはり、目指すは優勝旗です。
多くのチームが県大会に出場し、第一中学校としての
活躍ぶりを示してくれたのは、
本当に誇れることだったと思います。

10月に入ると、本校の最大行事である、
扇祭が華やかに開催されました。
今年の扇祭の中心テーマは、 
クリエーション「創造」であります。 
未知なるものに挑戦する気概、心意気、そして、
限界を突破しようとする勇気があれば、
新たなる道が目の前に広がる、
そのような壮大なるテーマでありました。



モザイク壁画やビデオ制作、
ダンスを始めとした3年生たちのアクティブな活動、
合唱コンクールでの感動的な歌声、
今思い出してみても、私は、まさに創造の言葉のごとく、
新しいものを産み出していこうと懸命に努力している
一中生たちの熱い心意気を感じます。

私たちは、安中一中の3C精神の中で毎日生活をしていて、
自然と、その空気を吸いながら、
人として日々、成長を続けていることが、
確かな手ごたえとして、伝わってきます。

12月に入って、
3年主任の志田先生から、
高校受験のための面接練習の依頼があり、
副校長先生、教頭先生と3人分担して
生徒たちと直接、やりとりをする時間をいただきました。
3年生の生徒の活躍を知る上でも、
私には、とても有意義な時間だったと思っています。

3年間の一番印象に残っている思い出を尋ねると、
最も多い答えは、
部活動で頑張ったこと、あるいは、扇祭で活躍したこと
このふたつが圧倒的でした。

部活動では、うまくなるために、家に帰っても人知れず
トレーニングを続けた生徒がいます。
チームをまとめるために、苦労した生徒や
大きな挫折を味わい、それをバネにして前進できた生徒
どんなに部活動で疲れても、
毎日、ライフと自主勉強を欠かさなかった生徒
部活動を通して、目標に向かって努力することで
粘り強さが身に付き、仲間たちとの協力の大切さや、
思いやりや、礼儀を学んだと話してくれます。

同様に、扇祭においても、例えば合唱コンクール、
最優秀賞を目指して、クラスがひとつになったこと、
ひとつになる前に、大きな事件が発生して、
気持ちがばらばらになり、
でも、みんなで一生懸命話し合い、解決し、
そのことによって、いっそう、クラスの団結力が強まったこと、
本当に学校に来るのが楽しいと、
心から話してくれた女子生徒もいます。

私は、生徒たちに、自分を勇気付ける大切な言葉
元気にさせてくれる言葉は何ですか、
そういう質問をすることにしています。

努力は裏切らない  希望  ありがとうの言葉  
継続は力なり  笑顔  日進月歩  七転び八起き  
挑戦  臨機応変  好きこそ物の上手なれ

そして、その言葉にまつわるエピソードを聞かせてもらうと、
3年生たちは、大人への階段を一歩一歩
着実に登っていることが、よくわかります。
1年生も2年生も、この一中で切磋琢磨しながら、
やがて、このような立派な先輩に近づいていると思うと、
心の中に大きな希望が湧いている。

年度の始め、1学期の始業式において、
私は今年1年の目標として、

  Courage and Challenge  lead to  Creation
 勇気と挑戦の精神で、新たな第一中学校を創造しよう!


そう話しました。覚えてくれている生徒もいるでしょう。
それは、目に見える形で、着々と実現しつつあります。
目標に向かって頑張る学校になってきているのは、
やはり、リーダーとしての3年生たちの、
頑張りのおかげだと思っています。

でも私は、今の現状に、まだまだ満足はしていない。
生徒たちに不足している大事なものがある、
そう思い当たることが、実はあるのです。

1年を終える最後の話なのに、
何だか私の不満や苦言のように聞こえたら
申し訳ないけれど、私は、皆さんに、
もうひとつ、レベルアップした精神を持ってほしい、
そう願っているから、これから話すのです。

                ☆

私が生徒の皆さんに、もっと強く意識してほしいことは、
安中第一中学校の生徒としての
誇り、自覚、プライド、そして自負、
一中生としての、自信であり、覚悟です。
さらに、自分が学ぶ学校へのリスペクトの気持ちです。

保護者から学校に対する意見をいただています。
学校に対して厳しい意見もたくさんあります。
とりわけ多いのは、交通安全について

・登下校時、特に下校時にヘルメットを
 かぶらない生徒が目に付きます
・自転車の乗り方が乱暴でいつか事故が起こるのではと
冷や冷やします。
・自転車の乗り方や、交通安全の基本的なマナーが
出来ていないと感じます。


つまり、学校を取り巻く地域社会で、
一中生が、重大な
ルール違反をしているという厳しい指摘です。

大人が、中学生の乱暴な自転車の乗り方を注意したら、
生徒が逆切れして、うるせえなどと、
反抗的な態度だったと
学校や教育委員会へ連絡が入ったことも、
何度かありました。

すべての生徒がそうではないのは
もちろん分かっていますが、
学校の決まりや世の中のルールを
守れない生徒がいるのは事実です。
そして、そのような生徒によって、
第一中学校の生徒は自転車の乗り方が乱暴で、
ルールを守らない、だめな学校だと言う、
烙印を押されてしまうのです。

私はそれを非常に悔しく思っています。
先ほど述べたように、一生懸命に頑張って、
成長している生徒がたくさんいます。
私の自慢の生徒たちが、本当にたくさんいます。

しかし、一旦学校から出てしまうと、
注意をしてくれる先生もいないし、
よくないことを軽い気持ちでする生徒に対して、
皆さんが気軽に考えている以上に、
地域の人たちの目は、厳しく、
一中生に注がれることになります。

一中生の制服や体操服を着ている限り、
私たちは、一中という看板を背負っています。
だらしない服装もそうだし、
学校の決まりをきちんと守らない、
その一番のもとをただすと、
一中生としての自覚、誇り、プライドが欠如していることです。
私はそう感じますが、皆さんはいかがでしょうか。

違反していることを地域の人に見られて平気なのは、
そのことによって、どれだけ、
一中の評判を下げているのか、
その事実に、生徒は全く気づいていない。

私たちは、もちろん、生徒も私たち職員も、
安中一中という学校の仲間であり、構成員であり、
そこで毎日、
成長させてもらっているのは間違いない事実です。
だから、その名前を汚すようなことは、
絶対に慎まなければならない、

逆に、どこにいても、
善行(よい行い)をするように心がけていれば、
一中生たちは、あいさつがよくできて、明るくて、礼儀正しくて、
気が利いて、立派だねえと、褒めてくれるようになる。
学校はもっともっと素晴らしい学校になり、
自然と、生徒たちも、力を授けてもらえるようになる
これは間違いない事実です。

大人の階段を上がる際に、間違った考えをしてしまい、
人が見ていなければ大丈夫、
少しくらいルールを破ったって、など、
ゆるくて、甘い自己管理をするようになる生徒は、
大人になってから、
周りから信用されない人になることが多い。
それはとても残念なことだと思う。

天知る、地知る、人ぞ知る
天も地も、人も、
自分の行いを必ず見ている、という言葉があります。

自分自身に正直になること、そして、
一中生であることをしっかりと自覚して、誇りを持ち、
とりわけ、3年生に対しては、
学校のリーダーとしての強い意識を持って生活し、
残りの3ヶ月、勉学に励み、
新たな進路選択の重要な時期において、
最大限の努力をお願いしたいと思います。

                ☆

明日から冬休みに入ります。数えると15日あります。
年末年始の愉快な行事に浮かれていると、
大事な時間は、あっという間に、過ぎ去っていきます。

こういう時にこそ、自分を見失わないための、
大事な言葉を思い浮かべて、
それぞれの生徒たちが、健康と安全にくれぐれも注意して、
有意義な冬休みを過ごせることを願って、
2学期終業式の式辞といたします。



第2回学校経営評価に対して、評価表とともに
保護者の方からいろんなご意見をいただきました。
ひとつひとつを真摯に受け止めて、
経営改善に活かしていければと考えています。
3学期には、結果並びに、今後の方策について「一中通信」にて
報告させていただきます。
とりわけ、自転車利用のルールやマナーについては
多くのご指摘をいただいております。
3学期においては、重点的に対策を講じる予定ですので、
PTAや保護者の方々にもご協力をよろしくお願いします。

さて、平成26年も押し詰まってきました。
今年1年を振り返えると、第一中学校は
確実に秩序ある学校に変わりつつあります。
そして、さらなる高まりへと導いていくためには、
「生徒たちの自主性」に大いに期待をすると同時に、
学校に対する誇りや自覚を促すことだと感じます。
3学期にはまた新たな展開が生まれることでしょう。

平成27年もどうぞよろしくお願いいたします。





   人権講話  (H26・12・8) new!







全校人権集会に合わせて、話をさせていただきます。

10月には、日曜授業参観があり、
佐藤敏郎先生のお話を聞いたことは、
記憶に残っていると思います。
皆さんが書いた感想文に目を通させてもらいましたが、
命の大切さについてどの生徒も、
しっかりと考えることができたなあというのが、私の印象です。



佐藤先生にはみなさんの感想文をお送りしました。
一中の生徒たちは毎日真剣に生活をしていて
立派だという返事をいただき、
逆に感謝しているところです。



                 ☆

12月に入って、
平成26年、2014年もあと1ヶ月となりました。
特に、3年生にとっては、高校入試という
今まで生きてきた人生の中で、
最大とも言える試練が待ち構えています。

しっかりとした目標を持つとともに、
先のことはあまり心配しないで、今この瞬間、今この時を
充実させたものにしていけば、
厳しい試練を、平常心で乗り越えられると私は信じています。
体調にはくれぐれも気をつけて、
充実した日々を送ってください。

さて、人権集会という会ですが、
その人権と言う言葉はどのような意味なのでしょうか。
難しい言葉を使わないで表現するならば、

人間が人間らしく、「幸せに」生きていくために、
生まれながらにして持っている権利 です。

人権が損なわれて、
悲しんでいる人がいるのはいけないことなのです。
第一中学校のすべての生徒たちには、
幸せに生活する権利が認められているということです。

私は皆さんの様子を見ていて、
合唱コンクールで、あのような
素晴らしい歌を歌える一中の生徒たちは
仲間たちが好きで、大事にしているに違いないはず。
すなわち、本校の生徒は、いじめや差別はよくないことを
きちんと理解していると感じています。

従って、これからの私が話す内容は、
いじめをやめよう、
仲間はずれはよそうというようなことではなくて、
人間として幸せに生きるための「こつ」のようなものを、
ここで、掘り下げていければと思っています。

                 ☆

これからの話の下敷きになっているのが、
凡事徹底で有名な、鍵山秀三郎さんの言葉です。

以前に話したかもしれません。
鍵山さんは、ある有名な車用品のお店を創業して、
今は会長職にありますが
非常に立派な考えを持った人です。

自分が始めたお店を、掃除をして、
徹底的にきれいにすることによって、
人の気持ちを掴んでいった人。
便所掃除だって、素手で行います。
暴走族の集団を、掃除によって真面目な人間に
変えてしまったというエピソードもあるくらいです。

その鍵山さんは、
「幸せには三つの種類がある」 と言っています。

それでは、皆さんが、考える「幸せな気持ち」って、何だろう。
「幸せな時間」って、どのような時間だろう。
あれこれと想像しながら、私の話の続きを聞いてください。

鍵山さんが話される、一つ目の幸せは
「してもらう幸せ」 です。

皆さんが赤ちゃんのとき、お腹が空いたといっては泣き、
オムツが濡れたといっては泣きました。
するとお母さんが、おっぱいを飲ませてくれたり、
オムツを替えたりしてくれたから、
安心して眠ることができました。
これが「してもらう幸せ」の出発点です。

中学生の今でも、親を始めとして、周りにいる人たちから
いろんな世話をしてもらっているね。
ご飯を作ってもらったり、服を洗濯してもらったり、
そのことが当たり前になっている人がいるかもしれないけれど、
改めて、「してもらう幸せ」を実感するといいね。

第2段階の幸せは、
「自分でできるようになる幸せ」 です。

これは誰もが実感しているね。
小さい頃は、自転車に乗れるようになったことだって、
最高の喜びだった。
私は、一人で初めて自転車を漕げるようになった時の嬉しさを、
今でも思い出すことができます。

勉強がだんだんとわかるようになってきた、
難しい本が読めるようになった、
英語を勉強して、外国人と会話ができるようになった、
部活でも、いいプレーや演奏ができるようになってきた、

成長期の皆さんには、
朝学校にやってきて、一日学校で過ごして、
今日勉強をしただけの、新しい知識を身に付けて家に帰る。
考えようによれば、毎日が、
何かしら、新しいことを獲得している日々。
自分がどんどんと、
偉くなったような気がして嬉しいね。
できるようになる幸せ、それが二番目の幸せ。

でも、鍵山さんは、
それよりももう少し上の幸せがあると言っています。
それは、「人にしてあげる幸せ」 です。

勉強が分からないで困っている友だちに、
分からないところを教えてあげること。
困っている友達の相談相手になってあげること。
悩んでいる時に友だちから、
励まされた経験は誰にでもあるでしょう。
励ましてあげて、感謝されたこともあるにちがいないね。

もっと些細なことでもいいのです。
何気なく、トイレのスリッパを揃えたり、
放課後、教室から出る時に、
曲がった机をちょっと並べ直したり。
教室に花を飾ったり、先生のお手伝いをしたり‥。

鍵山さんは、
誰かが助かったり、喜ぶことをして、
それが、自分の喜びになる、
このような幸せを大事にください、そう言っています。
「してあげる幸せ」は、
三つの幸せのなかでも
最高の幸せなのかもしれない、とも。

昨年度まで本校の事務をされていた、
岩見智恵先生という方がおられました。
残念ながらご病気で亡くなられましたが、
先生は、一昨年の生徒会誌「希望」に
こんな文章を書かれました。

親切な行為は、すばらしいことですが、
何か人にしてあげたことを
黙っているほうが、もっと感動ものです。
自分があげた思いやりの気持ちを、
誰かに話すのではなく、
自分ひとりの秘密にしておけば、
幸せな気分は一段と高まりませんか?

お返しを求めて何かをするのではなくて、
人にしてあげたいことを黙ってする。
そうすると、自分がほのぼのとした気持ちになります。
それこそが、自分への一番のご褒美でしょう。


私は、先生の文章をノートに入れて、時々見返しています。
私は今まで、数限りなくたくさんのことをしてもらって
今日まで生きてきましたから、
だから、そのお返しを、
一生懸命にしなければいけないなと、思う毎日です。
岩見先生の言葉が、とても励みになります。

人権の話から、横道にそれてしまったかもしれません。

学校というたくさんの人たちが
一緒に生活をしているところで、
いつも人から何かをしてもらわなければ、
幸せになれない人、
自己中心で、自分が満足しなければ不満たらたらの人。
そんな人ばかりの集団では、
かなり息苦しいところになってしまうでしょう。
いじめや差別が始まるのは、
決まってこういう集団だということです。
私が話したいことは、そのことなのです。

過日、生徒会長の高橋くんを始めとして、
生徒会本部役員の皆さんが任期を終えて
渡邉会長が中心となって、新しい生徒会が誕生しました。
この集会を開催する大事な役目をしてくれています。

生徒会役員の生徒たちは、
自分の生活や時間を犠牲にしてでも
第一中学校をもっとよくしようと頑張ってくれています。
言葉で言うのは簡単なことだけれど、
実際にしてみれば、大変なことだと思うのです。

第一中学校がいい形で成り立っているのも、
先生方が、生徒たちのために、
そして、この学校をよくするために、
遅くまで働いてくれているからです。
本当は自分の時間として使えればいいのに、
休みでも、部活動のために指導してくださっているから
生徒たちは、技術を磨いて、精神的にも
どんどん成長できるのだと思います。

「してあげる幸せ」は、
人のために尽くす立派な志のある人に生まれる
尊い感情だと思います。

今日の話のまとめです。

「してもらう幸せ」
「自分でできるようになった幸せ」
「誰かに何かをしてあげる幸せ」
この三つの幸せが、生徒たちの心の中で、
本当にバランスよく生まれている状態が
いいと思います。

今の第一中学校の様子は、
「誰かに何かをしてあげる幸せ」を感じる生徒がいて、
それを自然にやっていてくれる生徒がたくさんいるから、
とても気持ちよく生活ができるのだと、
私はみんなに感謝しています。
引き続き、誰にも誇れるような
第一中学校にしていきましょう。

中学生時代に身に付けた
正しい人権感覚は、これからの人生を
とても豊かなものにしていってくれると思います。

話を真剣に聞いてくれて、
皆さんに感謝します。



【人権講演会講師紹介】

私から講師の先生を紹介させていただきます。
佐藤 敏郎先生です。
宮城県から遠路はるばる、本日のために、
群馬県までおいでいただきました。
現在は、東松島市立 矢本第二中学校の、
防災担当の先生をされています。

本日の演題は、
「かけがえのない命 東日本大震災を体験して」 とあるように、
佐藤先生は、平成23年3月11日に発生した、
東日本大震災を女川(おながわ)第一中学校の先生として、
まさに、現地で直接体験されています。

さらには、この場でお話するのはとても辛いことですが、
74人もの児童が亡くなった、石巻の大川小学校に
先生のお子さんである、当時小学6年生「みずほ」さんが在籍されており
真っ黒な津波に呑まれて、犠牲になられています。

その当時の、先生の体験されたことや、
辛いお気持ちを語る言葉を、私には持ち合わせていませんが、
先生は、お勤めされていた 女川(おながわ)第一中学校において、
同じように、大変な思いをしている生徒たちの気持ちを和らげ、
国語の先生として、
「今の気持ちを素直に俳句にしてみよう」 と
生徒たちに語りかけられました。

お手元の資料には、当時の生徒たちが書いた
俳句が紹介されていますが、
わずか、五七五の文字で、深い思いが、直接心に響いてきます。
「うらんでも うらみきれない 青い海」
「見たことない 女川(おながわ)町を 受けとめる」
「今はなき おばと歩いた 浜の道」
そんな辛い生活をしていても、
「ありがとう 今度は私が がんばるね」 と、
感謝の気持ちを伝える生徒がいることがいることが驚きです。

佐藤先生は、その日から、今日に至るまで、
大震災で亡くなった命をいつくしみ、忘却の彼方にすることなく、
命の大切さを伝えるために、ご尽力をされています。

本校では、これから、人権教育を始めとして、
人としての、正しい心の在り方を考える期間が始まります。
佐藤先生のお話をお聞きすることにより、
人としての生き方のよりどころを、
この会場にいる、生徒や保護者の方々、そして、私たち教職員が、
ともに、共有できることを心から願って、先生の、ご紹介といたします。

 先生が用意してくださった資料を了解をいただいて、
 pdf資料として掲載いたします。           講演会資料(pdf)

                     ☆

人権月間によって、生徒たちの心がよりいっそう、
育っていくことを期待しているところです。




10月の朝礼の話  (H26・10・1)







みなさん、おはようございます。
今日は10月1日です。
10月に入りました。
日がどんどん短くなってきています。

4月1日に平成26年度が始まり、
昨日でちょうど半分の6か月が経ち、
1年をマラソンに例えると、
42、195kmの半分を走り終え、折り返し点、
ターニングポイントを過ぎようとしているところです。



この半年で、生徒たちはいろんな面で、
成長を続けていることを私は実感しています。

1年生は、体格も逞しくなり、
もう立派な中学生です。
大きな声で、しっかり
あいさつができる生徒がたくさんいます。

2学期早々の榛名高原学校入校では、
それぞれが目的を持って、2泊3日の宿泊生活を楽しみ、
協力してカッターを漕ぎ、
キャンプファイヤーでは、男女仲良くフォークダンスを踊り、
仲間のよさを認め合うことができました。
私も仲間に入れてもらって、
楽しい時間を過ごすことができました。ありがとう。
主任の櫻井先生も、
一年生の頑張りを大いに褒めてくださっています。



生徒の感想文を読ませてもらいましたが、ある生徒は、

「高原学校で、友だちの大切さ、温かさ、優しさを知り、
友だちと協力して、
どれだけ絆を深めることができるかを学びました」

そのように、体験談を書いた生徒がいます。
仲間を大事にする1学年の集団ができつつあることを、
嬉しく思います。
そういう集団には、「いじめ」という言葉は無縁でしょうね。

そして、2年生のみなさん。
今まで、3年生の陰に隠れていた2年生ですが、
学校のリーダーとして活躍を始めたことが、伝わってきます。

2学期早々、職場体験学習がありました。
皆さんが体験している職場へ、
教頭先生と手分けして、訪問しました。
大変そうだけれど、生き生きと働いている2年生と
あいさつを交わすことができました。

私は小学校と保育園、幼稚園を中心に
訪問させてもらいましたが、
どの生徒たちも、子どもたちを相手に、
まさに体を張って、頑張っている姿を見ることができました。
中学生たちは、子どもの面倒を良く見てくれて
助かりますとの感想をいただきました。

主任の日野先生が発行する学年だより「ステップ」に
感想が載っていましたが、
ある学校で職場体験をした生徒は、
こんなふうに書いています。

「3日間、先生のお手伝いをしてみて、
さらに教師になりたいと強く思った。
たった3日間でこんなにも良い体験が
たくさんできるとは思わなかった。
子どもが最後に、ありがとうと言って泣いてくれた。
みんなのために何か残せていたら嬉しい。」

素晴らしい感想で、感心するとともに、
3日間の職場体験を通して、2年生たちは、
自分自身の将来への展望や将来の夢を語ってほしいし、
翻って、今、自分はどんな努力をしなければいけないか、
ぜひ、職場体験での感動を思い出して、
もっと自分を成長させてほしいと
期待をしているところです。

さらには、新体操を除く、
中体連の新人戦大会が無事に終わりました。
全部は回りきれませんでしたが、
時にはベンチに入らせてもらって
選手たちの活躍を、すぐ間近で応援させてもらいました。

団体では、卓球部男子、サッカー部、野球部、
男女バレー部、女子剣道部が大会で優勝。
本当におめでとう! 
県大会へと駒を進めることになります。













一方で、優勝まであともう一歩というチームもありました。
決勝で負けた選手たちが、涙を流していた部もあり、
悔しい気持ちが伝わってきました。
その悔しさを、
来春に向けての原動力にしてほしいと思っています。

ここで、忘れてはならないのが、
私は3年生たちの大いなるリーダーシップだと思っています。
1、2年生が学校行事を始めとして
中体連の新人大会で活躍できたのも、
この4月から、3年生たちが
本気になって頑張っている姿や、
夏の総体で全力を尽くし、
ついには試合に敗れて涙を流している姿を見て、
その姿を追いかけながら、3年生たちに追いつき、
追い越していきたいと下級生に思わせる、
そんな後輩たちへの、
3年生の熱いエールがあったからこそ、
今の第一中学校があるのです。

3年生においては、
中学校生活を盛り上げていくために、
残された時間はあと1ヶ月です。
扇祭での、新たな第一中学校の「創造」に向けて全力を尽くし
すべてが終われば、その後は、
自分が目指す進路、あるいは夢の実現に向けて
ひたすら努力をすることです、
そして、9年間の義務教育に見事な終止符を打ってほしい、
そのように願っています。
 


美術部が素晴らしい懸垂幕を作ってくれました。

                  ☆

さて、長い前置きを終わりにして、
10月の朝礼のテーマは、
大きな秋の行事を控えている忙しいこの時期に
自分の生活を見直すための
5S(特に3つのS)について話をしたいと思います。

5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ(清貧) の
頭文字を取ったものです。

整理・整頓を心がけなさいと、よく言われます。
でも、整理と整頓とは意味がぜんぜん違います。

まず、「整理」です。
整理とは、「必要なものと必要でないものとを分けて、
必要でないものを捨てること」です。
ものなどを「整理」すると、必要なものだけが残ります。
身の回りがすっきりとします。

実は、私は、整理をするのが非常に苦手で、
これも大事、あれも大事、
いつか使うからとっておこう、
そんな「もの」に対する愛着というか、執着があって、
ものがどんどんと増えていき、
本当に必要なものがどこにあるのか、
わからなくなってしまいます。
そういう自分を深く反省して、
少しずつでも、生活の質を改善していきたい、
そんなふうに思っているところなので、今している話は、
自分自身に問いかけているようなものです。

整理が終わると、次に、整頓です。

「整頓」の意味は、
不要なものを捨てて、必要なものだけを、置き場を決めて
きちんと整えるということです。

整理と整頓を心がけていくと、
物を探したりすることが少なくなり、
生活がシンプルになり、無駄なことがなくなってきます。

サッカーの長谷部選手の 「心を整える。」 という本を
たくさんの生徒が読んだと思います。
第3章に、
整理整頓は心の掃除に通じる と書いています。

ドイツには、
『整理整頓は、人生の半分である』という
ことわざがあるそうです。
日頃から整理整頓を心がけていれば、
生活や仕事、勉強に規律や秩序をもたらす、
だから、人生の半分くらいに大事なことだそうです。

長谷部選手は、こんなふうに書いています。

試合に負けて何もしたくないとき、
部屋が散らかってしまう、
部屋だけではなく、実は
心の中まで散らばって考えがまとまらない。
そんなときこそ、整理整頓を心がけてみれば、
考えもまとまり、気持ちもすっきりする。


綺麗な部屋にいると心が落ち着く、
心がもやもやしているときこそ、心の掃除も兼ねて、
体を動かして、整理整頓をすることが大事だと。

そこで、3つ目のSは、「掃除」となります。

掃除、あるいは、清掃は、
「身の回りのものや学校、教室などをきれいにすること」です。
掃除なんて面倒だと言って、
掃除をさぼる生徒がいると聞いていますが、
自分の生活している場所をきれいに出来ない生徒は
社会人になったときに、
職場環境を整えることができない大人になってしまいます。

掃除をする習慣が身に付いていないということは、
何でも散らかしっぱなしで、
考え方まで整理ができていない
人として、とてもバランスの悪い人になりかねません。
一方で、人から指示されなくても黙々と掃除が出来る生徒は、
やがて、周りの人たちから
大きな信頼を得ることになるでしょう。

私は中学校での教員生活が長いですが、
生徒たちに落ち着きがなくなると
教室が汚くなりますね。
机がばらばらだったり、
紙ごみがそこらじゅうに落ちていたり、
給食の食べかすがくっついていたり、
掲示物が剥がれたままになっていたり‥。

毎日、日直の先生が戸締りのために、
校舎の見回りをされています。
生徒が帰ったあとの教室を見るだけで、
そのクラスが落ちついているがどうか、
教室の様子ですぐにわかります、
そんな話をされている先生もいました。

今は、扇祭に向けて、合唱コンクールに向けて
合唱練習を始めとして、
オープニング、エンディングセレモニーの準備など、
本当に忙しい毎日だと思います。

そういう忙しいときにこそ、
心を落ち着けて素晴らしい行事が実施できるように、
まずは、一中スピリットである、
5S、特に3S
整理、整頓、掃除、を
できるだけ意識してみてはいかがでしょうか。



10月に入りました。
とりわけ今年の9月は残暑も穏やかで過ごしやすく
平穏に過ぎていったと感じています。
生徒たちは毎日、健やかに学校生活を送っています。
間もなく県大会が始まりますが、
新体操を含めて7つの団体が県大会に出場します。
近年にない生徒の活躍ぶりだと自負しています。
賞状授与も華やかなものになりました。









3年生を中心に扇祭に向けての準備に余念がありません。
ダンスなども大いに盛り上がっているようです。
3年生たちには、中学校最後の大きな行事に向かって
エネルギーを完全燃焼してほしいなと思います。
仲間との友情や絆を確認し合い、
この仲間たちと一緒でいられてよかった、
そのような感触や感慨を持つことができれば、
すべてよしの心境となります。
後は、夢の実現に向かって懸命に努力するのみ。
ここまで来たら、彼らを信じて見守るだけです。
一日一日が本校にとっては大事な日々です。





 2学期始業式の話  (H26・8・27) 







長い夏休みが終わりました。

今年の夏休みは、特に前半、交通事故が
いくつか発生して、生徒の健康安全について、
非常に心配がありました。

4月から数えると、交通事故が10件近くにもなります。
先生方からは、何度も注意があったかと思いますが、
自分の健康や安全は、
自分で守るようにしなければなりません。

こんな安全標語を見つけました。

交通ルール 守るあなたが 守られる

自分の中に、しっかりした行動目標、信条、信念を持って、
毎日の生活を送ることが
大事だと改めて感じました。

軽微な事故はありましたが、
ひとまず、命を脅かすような事態もなく、
一中の生徒全員が、1学期の終業式と同じように
元気に、この場所に集合できたことが、
私にとっては一番の大きな喜びです。



さて、39日間の夏休み中は、
たくさんの生徒たちが、
いろんな場面で活躍してくれました。

今日皆さんにお配りする、一中通信にも掲載しましたが、
中体連、夏の総体開会式では、
一中から113名もの選手が堂々と
前橋・敷島の陸上競技場のトラックを行進しました。
群馬テレビでも放送されたので、見た人もいるでしょうね。

一中生、ひとりひとりの活躍が、また新たな、
本校の伝統や歴史になっていきます。

団体では、サッカー部、野球部、男子テニス部、
新体操部、男女バレー部が県大会へと駒を進めました。
個人でも、男女テニス部、男女卓球部、男女陸上部、
女子剣道部、男子柔道部、水泳部の選手たちが、
県大会で善戦しました。

男子テニスの、並木・茂木ペア、
卓球の岡田選手、水泳の山口選手は
関東大会出場という栄誉を担いました。
素晴らしい活躍でした。

吹奏楽部はコンクールで銀賞、
まとまりのある演奏で、とても立派だと思いました。
少年の主張では、本校から前川さんと、大塚さんが、
安中市の代表として西部地区大会に参加しました。
大塚さんは県大会へ臨みます。

演劇部の夏の定期公演では、歌あり踊りありの
華やかなステージを披露してくれました。
科学部は、ロボコン大会で頑張りました。
カナダ派遣の6名の生徒たちも、
月曜日に、元気に帰国しました。
最高の体験でしたと、目を輝かせて話してくれました。

美術部や文芸部は、扇祭に向けて、
着々と準備をしてくれていることを
期待しています。

一方で、部活動を引退した3年生は、
気持ちを切り替えて夏休みから、
しっかりした目的を持って受験勉強を始め、
目指す高校へのオープンスクールにも
多数参加したと思います。
学校見学をすることによって、
高校進学へのイメージがより具体的になり
進学への期待がいっそう、
高まったのではと想像しています。

夏休みを振り返ってみると、
ひとりひとりの生徒たちの汗と涙と、
努力と感動が至るところにあり、
それらの貴重な体験が、
生徒たちを大きく成長させたと私は確信しています。

            ☆

本日は、2学期の始業式です。
新たなスタートを、全員で切ることができることを、
お互い喜び合い、2学期は、
どのような心構えで過ごしていけばいいのかを
考えることにしたいと思います。

夏休みの期間に感銘を受けた講演会があったので、
それを紹介することから、話を始めます。
東京に遊びに行ったことのある人は
知っているかもしれませんが、
ルミネ新宿やルミネ池袋、ルミネ大宮など、
ファッション豊かなお店が、駅ビルにたくさん入っています。
その「ルミネ」を経営する企業の取締役社長をされている
新井良亮(よしあき)という方が、
安中に来て、講演会の講師をしてくださいました。

興味深い話がたくさんありましたが、
特に、若い人がこれからどのようにして伸びていくかを
話された中で、
小学校、中学校の時代には、 
毎日のやるべきことを、きちんとやることが大事で、
それを体が覚えるくらいに繰り返し、繰り返し努力すると、
将来の大きな力になるということ、

さらに、
基礎や基本を大事にしていると、
大人になってから応用が利くようになって、
大いなる発展が期待できる、
何よりも、
地道に努力したことは、いつか必ず報われる、
そんな話をしてくださいました。

新井社長は、高校を卒業して就職し、
働きながら大学に通われた苦労人です。
ひとつひとつの言葉に、大変、重みがありました。

それでは、新井社長が言われる
基礎っていったい何だろう。

日本では昔から、
「お稽古」と呼ばれる 「習い事」があります。
お習字に行くと、毎回、
はねや払い、留めの練習をさせられた。
私の子どもの頃は、
たいていの子がソロバンを習っていました。
ピアノのお稽古では、
指の運動で、スケールの練習をするよね。

スポーツでも、野球選手はバットの素振りを欠かさない。
相撲取りは、四股を踏んで、
鉄砲をして、すり足の練習を続ける。
去年の朝礼で、岸田紘夢君に、
ステージでやってもらったこと覚えている人はいるかな?

どのスポーツでも楽器の演奏でも、演劇の発声練習でも、
基礎練習という種目があるのでは?
自分の今やっていることの基礎って何か
思い起こしてごらん?

新井社長は、物事の土台となること、基本となることを
何度も繰り返して、身に付けることが
将来の発展に繋がる、そう話されている。
言い方を換えると、基礎ができていなければ、
応用に入ったときに、
行き詰ってしまうということなんだ。

2学期は、実りの秋、文化の秋といって、
3年生にとっては、とりわけ、
中学校最後の扇祭に向けて、
チャレンジ、いろんなことに挑戦してくれるものと思っている。
今年の行動目標は、

  

その言葉どおりに、
華やかなステージをイメージしつつも、
3年生にとっては、
次への進路選択、高校受験が、
早い生徒は4ヵ月後に控えている。
そのことついても、目をそらさないで、
どっしりと身体の真ん中に据えて、
義務教育9年間の、有終の美を飾ってほしい。

2学期は実りある季節だからこそ、
今一度原点に戻り、
生活の基礎・基本に立ち返ることが大事だと思う。

「急がば回れと」 と言う、ことわざを知っているでしょうか。
急いでいるなら、回り道をしなさい!
早く行きたければ、近道をするのではなく、
逆に、きちんとした道を選んで、
一見、回り道をしているように見えても、
それが物事を成すための
一番の近道と、昔の人は教えてくれています。

生活の基礎・基本に立ち戻ることが、
結果として、
最高の成果を上げることに通じるということだ。
では、学校生活での基礎・基本は何だろうと考えると、

授業中、先生の話をしっかり聞くこと、
私語を慎み、ノートをきちんと取ること、
鉛筆を動かすことで、頭がくるくる働く。
ライフを書いて、一日を振り返る時間を作る。
疲れていても、自主勉強を、ともかく頑張ってみる、
先生に注意されなくても、
学校の規則を守ろうと努力すること。
集団生活においては、自分の役割を果たすように努め、
クラスの仲間に対して
リスペクトの気持ちで接すること。

当たり前のことを、毎日、当たり前に実行してみること、
シンプルに考え、シンプルに行動してみること。
そのことが、皆さんを、将来の大いなる成長へと
導いてくれるはず!

それが、2学期の最初の、私からのメッセージです。

               ☆

以上ですが、
交通安全に関わっても話しておきたいことがあります。

学校前の国道の下を通っているトンネル、隋道があります。
そこを通るときには、
自転車から降りて、
押していかなければならない規則があります。
勢いよく自転車を飛ばしてくると
歩行者とぶつかり、
大変な事故が起きる可能性があるからです。

その隧道を通る生徒たちには、
さまざまな考えの生徒がいます。
私が黄色い旗を持って立っていることが、
反対側から見えるときには、みんな押してくる。
私の姿を認めて、慌てて降りる生徒もいる。

さて、誰も見ていないときにはどうだろうか?

スクールバス付近から見上げると、
生徒の様子がよく見えます。
誰が見ていようが、見ていまいが、
ちゃんと押してくる生徒が少なからずいるのです!

その生徒は、心の中に、
ルールは必ず守るという覚悟があると思う。
偉いなあって、感心して見ています。
当たり前のことを、当たり前に実行している、
そういう心持ち、姿勢は、そんなに遠くない将来、
その生徒にとって、
大きな発展があると私は信じていています。
努力はいつか必ず報われる、この言葉通りに。

              ☆

2学期は、実りの季節です。
春に種をまいて、たくさんの日の光を受けて、
大きく育って、たくさんの実を付ける。
大きな豊かな実になって、
自分自身に返ってくるのが2学期。

それぞれの生徒が、生き生きと生活できるように
先生方も、しっかりサポートしていきたいと思っています。
頑張っていきましょう!



夏休み開始の最初の1週間に、前述のように
救急搬送される交通事故が数件も、立て続けに発生しました。
昨年にはなかったことで、本当に心配した夏休みのスタートでした。
その後、緊急事態の報告もなく、結果として穏やかな
夏休みになったようで心からほっとしています。
私事ですが、夏休み中に還暦を無事(と言っていいのか‥)迎え
めでたく初老の仲間入りを果たしたわけですが、
全くそのような身体の変化や精神的な変化もなく
生徒たちといっしょにいれば気持ちも若返ります。
教職に就くもののまさに特権で本当にありがたいことです。
35回目の夏休みも終わりましたが、
39日間の日記(と言うか行動記録)を欠かさず付け
写した写真などもぺたぺたと貼り付けて
しっかりと記録に留めた次第です。
振り返ってみると忙しい毎日でしたがとても充実していて
思い出に残る夏休みとなりました。
2学期は、「当たり前のことを当たり前に行おう」を合い言葉に
私自身も日々精進して生活したいと思っています。

全校集会では、たくさんの表彰も行いました。
優勝した生徒だけでも大変な数。



本当に立派でした。
それぞれの選手たちの活躍は後々までも
自分自身の勲章としてよくやったなあと
ぽんぽんと肩を叩いてくれることでしょう。