五料茶屋本陣

 江戸時代の五街道の一つ中山道は、倉賀野・新町・高崎・板鼻・安中・松井田・坂本と、群馬県では七つの宿駅を通過していました。宿駅には本陣・問屋・宿屋などがあり、旅人に便宜を与えていました。高崎と板鼻の間にある豊岡、松井田と坂本の間にある五料と横川には茶屋本陣がありました。
 茶屋本陣は、喫茶・昼食などの休憩所であり、本陣と同じように大名・幕府役人などの偉い人が利用しました。中山道が天下の幹道といわれた重要な街道だった証拠です。茶屋本陣が設けられるのは土地の名主など有力農民の屋敷であるため、民家建築としても貴重なものです。

                          


「群馬県のHP」より

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