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(元気よく校歌斉唱)


☆
みなさん、おはようございます。
新しい年を、迎えることができました。
昨年一年を振り返ると、
いろんな出来事があったことが思い出されます。
私にとっては、
嬉しい出来事がそれはたくさんありましたが、
(例えば、中体連の大会における
一中生たちの活躍には心が躍りました)
一方で、私を励ましてくれた大切な人が亡くなり、
もう二度とお会いできない悲しみも経験しています。
だから、この場で、
「おめでとう」の言葉は控えつつも、
皆さんとともに、元気に新春を迎えることができて、
私としては、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
今年は暦が変わって、平成27年、
西暦でいうと、2015年を迎えました。
平成という年号ですが、
これは日本独自の暦の数え方であり、
正確には「元号」という言い方をして、
歴史が得意な生徒はよく知っていると思いますが、
日本最初の元号は、
皆さんも社会で学習した「大化の改新」があった
645年から始まったとされていますね。
私は、平成の前の昭和の生まれですが、
時代が移り、先生方の中には、
平成生まれの方がおられます。
一年一年、確実に時間が経過していくことを、
肌で実感しています。
そんな自分自身の感想は、今この瞬間、瞬間を慈しみ、
こうして生きていることに、
深く感謝することだと思います。
お正月には私は、これまでの歳月を思い返しつつ、
お世話になった人たちと、年1回の年賀状を交換し、
その方々の幸せを願い、
一方で、亡くなってしまった人を
心から悼もうと思いました。
そうすることによって、新しい年を迎えたことへの、
感謝の気持ちがいっそうわいてきます。

☆
さて、これから、新たなる平成27年が始まります。
皆さんにとって、どんな1年になるのか、
想像してほしいと思います。
そして、もう少しポジティブに考えてみて、
今年をどんな1年にしていきたいのか、
1年を終える頃には、こんな自分になっている、
そのようなイメージをしっかりと自分の中に描いてほしい、
それが、私の皆さんへの年頭の言葉です。
スポーツ選手に偏ってしまうのはよくないのですが、
少年時代に、自分はこんな選手に将来なる、
そんな言葉を残して、
その通りの活躍をしている人たちがたくさんいます。
スポーツの世界に限らず、
将来、人の役に立つ仕事をしたいと思い、
それを実現して、
世の中の人のために大いに活躍をしている人も
数え切れず、たくさんいるはずです。
夢を実現しつつある人の心の中を想像すると、
目標に向かって夢中になって頑張っていたら、
夢が本物になって目の前に現れて、
今まで、頑張ってこられて本当に幸せだった、
おそらく、そんな達成感・幸福感に溢れていると思うのです。
3年生たちと面接練習をしていて、
将来の夢を語ってもらっています。
本当に実現したらどれだけいいのだろうか、
そんな気持ちになって、
激励の言葉をかけたくなります。
夢や目標を持っている人は
見ていて気持ちがいいものです。
生き生きと生活をしています。
目がきらきらと輝いています。
そして、夢の実現に向けてひとつひとつ、
努力を続けながら、ステップアップしています。
新年早々、各部活を巡って
活動の様子を見せてもらいましたが、
こんなに寒い時期なのに、白い息をはきはき、
トレーニングを積んでいるのです。
日々の小さな積み重ねが、
必ず結果として出るにちがいない。
頑張っている生徒たちには、
心から拍手を送りたい気持ちです。
きっと素晴らしい結果を出してくれると信じています。
「一年の計は元旦にあり」 です。
安中一中の生徒たちは、前を向いて
目標をしっかりと定めて、
大きな志を持って、新しい年の新鮮な空気を、
胸いっぱい吸ってほしいと思います。
平成26年度も、残すところ3ヶ月。
3年生にとっては、中学校生活の最終コーナーを
全力疾走で走り切ろうとしているところです。
3月13日の卒業式まで、
学校に登校する日は、45日。
1月は「行く」 2月は「逃げる」 3月は「去る」
3学期があっという間に過ぎていくことを
表現する有名な言葉です。
そんな3学期をどのように過ごしていけばいいのか、
ここで改めて、第一中学校の教育の原点である
「学校教育目標」について、お話ししたいと思います。
☆
本校の最終的な目標は、
「豊かな心をもち、主体的に行動できる生徒の育成」
豊かな心については、わかりますね。
主体的とは、
自分から進んでよい行いができる生徒のことです。
そして、具体的には、3つの生徒像があります。
進んで学習する生徒、豊かな心をもつ生徒、心身を鍛える生徒
つまり、授業をしっかり受けて勉強に励み、
人権月間でも学んだように、
仲間を大事にして思いやりのある心を育み、
そして、体を大いに鍛えて健康な生徒として成長していくこと、
これができれば、これからの長い人生は
とても豊かなものになっていくはずです。
そして、この目標を実現するために、
本校の「3C精神」があります。
勇気、挑戦、そして、創造、
扇祭の頑張りは、まさに、学校の目標に近づくための
素晴らしい取組となったに違いありません。
一中で生活している私たち職員や生徒は、
学校の教育目標や 3Cを始めとする「一中の精神」によって、
守られているようなものです。
3学期は、先生方も一致団結して、
改めて学校教育目標を意識して、
教育活動を行う予定です。
本校の中で、心が豊かで、自分から進んで
立派な行動できる生徒たちが育ち、
3年間の勉学を終えて、立派に卒業していけるように
生徒たちとともに、歩んで行きたいと願っています。
☆
最後に3年生へのエールです。
間もなく私立高校の推薦入試が始まります。
受験シーズン真っ只中になると、焦りばかりが出て
いても立ってもいられなくなったり、
自分自身を見失ってしまったりすることがあるかもしれない。
それは、むしろ、当たり前のことです。
そうならないほうがおかしい。
それは自分自身に与えられた人生の試練だと思い、
そこから逃げ出そうとは思わないで、
勇気を出して、チャレンジの精神で
自分から向かっていくくらいの、
気概を持てばいい。
一人で背負うのが大変なら、
仲間たちと励まし合えばいい。
絶対に、そこから、逃げたらあかん。
逃げたらあかん!
それを乗り越えることで、
自分はもう一段、高い頂にたどり着いて、
よく頑張りましたという、勲章が胸に付いて、
よくやったなあっていつまでも、ぽんぽんと、
肩を叩いてくれる。
no rain , no rainbow
雨が降るからこそ、美しい虹が見られるんだ。
あと45日。
学校全体で3年生を支えていきながら、
1,2年生たちは、
3年生の頑張りをしっかりと見届けつつ、
健康そして安全にくれぐれも留意して、
悔いのない3学期にしていきましょう。
穏やかな新春を迎えることができました。
年末年始は結構な数の年賀状書きで終わってしまうのが常で、
来年からは閑職としての気軽さで済ませられそうです。
昨年は先輩の先生で若い時代に私のことを
たいそう褒めてくださった先生が泉下の人となられ、
昨年いただいた最後となる年賀状をながめつつ、
年の移り変わりを実感するのがお正月、
年齢を重ねて、なんだかそんな心境となりました。
さて、学校では新しい年を迎えて
生徒たちも気持ちも新たに生活を始めています。
3学期始めの始業式では、無駄な私語もなく、
開始5分前には全学年、整然と整列もできました。
今年の本校生徒たちの自覚や覚悟が
集合の様子からも、うかがい知れた気がしています。
3学期は、全職員、本校の教育目標を再確認して
生徒への指導に全力を挙げようと話し合いました。
そのことについては、一中通信にて
学校経営評価結果として間もなくお届けする予定です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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